手抜きでごめんなさい。
文章だけで力尽きました。
あぁ、それから今日の日記は自分の言動に責任を持てる人だけが呼んでください。
こんばんは、ワヤです。
このBLAUE2をいつもご覧になってくださり、ありがとうございます。
これからも頑張ります。
身の破滅につながらない程度に。
(特にO研日記。ビクビク)
今日は日ごろの感謝をこめまして、ささやかなプレゼント。
情報力学の・・・・・・・・・・ではなく、
情報工学のレポート「三角関数を自作しろ。」をアップしときます。
レポートをやってる暇の無い方はどうぞ。
あと、以下に示すソースコードに対しての責任は一切持ちません。
もちろん動作確認はしてありますが。
さらに、以下のC言語に対するご意見も、ありがたいのですがご遠慮ください。
用は、
勝手に持ってっていいよ。そんかわり何も文句言わないでね!!ベイベー!!
ッつうことです。
ソースは一番下に置いときます。
こっから今日の日記ですが、ある事がありまして、馬鹿長いです。
つうか、読まないことを激しくお勧めします。
読んじゃうとですね、そのぉ、明日から管理人を同じ人間とは思えなくなるかもしれません。
は?
そんなこと端っから思ってたって?
あぁ、さいで。
さて、今のこの姿をどう表現すればいいのやら。
原因は・・・・・げ、原因はぁ・・・・・・・・・・
あぁ!!もう!!こんちくしょう!!
誰か俺を止めてくれぇっ!!
でないと、俺は萌え尽きて焦げ死んでしまう!!
右脇腹のロマン回路がぐるぐると回り、目と穴から血を流して「あぁぁぁ・・・血尿がぁぁぁ・・・おねぇぇぇちゃぁぁぁんん・・・」と今週のジョジョの真似をして、ランニング中の空手屋に欲情し「闘(や)りてぇッ!!」とか考え、悪霊に取り付かれた実の姉を犯しながら「お姉ちゃんから出てけぇ!お姉ちゃんから出てけぇ!」とか泣き叫んでいるあの弟の気分になりました。
ダメです!!もうだめ!!何がって?
「はじめてのおいしゃさん」ですよ!
このソフトは俺の致死量を軽く越えていきやがりました。
最近この手のソフトをやっていなかったので、リハビリ無しのこいつは、その・・・なんだ・・・・・・きつすぎる!
大体、何で最初に手に入るCGが浣腸か?かんちょうぅぅぅかぁぁぁぁ!!
超電磁ヨーヨー!!
「私も診察してほしいの。」
「じゃ、脱いで。全部。」
超電磁タツマキィィィィ!!
あぁ、もうだめ。もうだめなのよ。
だから、聞いてくれっ!
俺は以前、委員長にこう言われたことがある!
「鳴沢君て・・・・・・鬼畜だよね」って。
クックックックッ、そうかそうか、仕方が無いな。
諸君 私はエロゲーが好きだ
諸君 私はエロゲーが好きだ
諸君 私はエロゲーが大好きだ
キスが好きだ
パイズリが好きだ
フェラ○オが好きだ
騎乗位が好きだ
縄が好きだ
猫耳が好きだ
裸に白のYシャツが好きだ
何の脈略も無いのが好きだ
犯り終ったあとにベッドで見つめ合うのが好きだ
林で 野原で 自宅で 病院で 観覧車で
ラブホで プールで 夜の公園で ビルの屋上で 体育館倉庫で
この電脳空間で行われる ありとあらゆる エロ行為が 大好きだ
一列に並べた人質の放尿が嫌らしい音と共に大空に虹を描くのが好きだ
空中高く吊り上げられた同僚が平手で尻をバシバシ殴られたときなど心が躍る
敵兵に操られた部下がお互いを犯しあうのが好きだ
悲鳴を上げて逃げ出そうとする女が触覚で吊るし上げられた時など胸がすくような気持ちだった
ただの女友達だと信じて疑わなかったのに「君の事がずっと好きだったんだよ、知ってた?」といわれるのが好きだ
恐慌状態の復讐者が既に気を失っている女を何度も何度も犯す様など感動すら覚える
種付けに失敗した女を村人の贄にする様などもうたまらない
泣き叫ぶ女たちが私の一言で喘ぎ声を上げながら次々にしゃぶりついてくるのも最高だ
哀れな性奴隷が数少ない歯で健気にも噛み付いてきたのを眉間に突きつけたショットガンで頭ごと木端微塵に粉砕したときなど絶頂すら覚える
落としたい女のところに行き続けたにもかかわらずBADENDになるのが好きだ
必死に守るはずだった操を行きずりの浮浪者に無理やり奪われる様はとてもとても悲しいものだ
デブの王様に押しつぶされながら犯されるのが好きだ
よく分からん教務員に追いまわされ廃校舎を行ったり来たりするのは屈辱の極みだ
諸君 私はエロゲーを 涅槃の様なエロゲーを望んでいる
諸君 エロに付き従う大エロゲー戦友諸君
君達は 一体 何を望んでいる?
更なるエロを望むか?
情け容赦の無い 糞の様なエロを望むか?
変態調教の限りを尽くし 電脳世界のエディタを読み殺す 嵐の様なエロを望むか?
せんずり!! せんずり!! せんずり!!
よろしい ならばせんずりだ
我々は満身の力をこめて 今まさに上下運動をせんとする握り拳だ
だが 親に隠れていい年になるまで抜き続けて来た我々に
ただのエロでは もはや足りない!!
激エロを!! 一心不乱の激エロを!!
我らはわずかに一人1PC エロゲーを入れるたびに別のエロゲーを消さねばならない敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力100万と1人のエロ集団となる
Windのエロシーンの少なさを忘却の彼方へと追いやり
「もうエロゲーはいいや」とか言ってる連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし 眼を開けさせ思い出させよう
連中にエロの味を思い出させてやる
連中に我々のPC起動音を思い出させてやる
天と地のはざまには奴らのエロでは思いもよらないエロがある事を思い出させてやる
一千人の鬼エロのエロ集団で 世界を萌やし尽くしてやる
「多分最後の長野隠れエロ信仰者より全エロ好きへ」
目標 まだ見ぬエロの境地へ
第二次 真のエロとはどんなエロ作戦 状況を開始せよ
征くぞ 諸君
平野耕太作・ヘルシング4巻参照。
ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・・・・・・
て、てな具合です。
はっきりといえないのが残念だが、あの方に百万の感謝を。
じゃぁ、疲れたから今日はこの辺で。
ここでの事はすべて忘れておやすみなさい。
では、本題のCソースコードです。
更新遅れてごめんなさい。
#include stdio.h
#include math.h
void main(void)
{
int X,Y,R,K,f();
double mysin(double x),mycos(double y);
printf("半径Rの円における、角度Θの座標を自作三角関数で求めます。\nまず半径を指定してください。\n");
scanf("%d",&R);
printf("次に角度を指定してください。\n");
scanf("%d",&K);
K=f(K);
X=(int)(R*mycos(K*3.14159265/180));
Y=(int)(R*mysin(K*3.14159265/180));
printf("半径%dの円における角度%dの座標は、(X,Y)=(%d,%d)です。\n",R,K,X,Y);
X=(int)(R*cos(K*3.14159265/180));
Y=(int)(R*sin(K*3.14159265/180));
printf("ちなみに、\nC付属の標準ライブラリ関数の演算結果は、(X,Y)=(%d,%d)です。\n",X,Y);
}
int f(int x)
{
while(x>360)
x=x-360;
return x;
}
double mysin(double xx)
{
const double eps = 1.0e-10;
double xx2,kai,diff,mysinsave;
int p;
mysinsave = xx;
xx2 = xx*xx;
kai = 1;
p = 3;
while(1)
{
xx = -xx * xx2;
kai *= (p - 1)*p;
p += 2;
diff = xx / kai;
mysinsave += diff;
if( fabs( diff ) < eps )
{
break;
}
}
return mysinsave;
}
double mycos(double yy)
{
const double eps = 1.0e-10;
double yy2,yy3,kai,diff,mycossave;
int p;
mycossave = 1;
yy2 = yy*yy;
yy = 1;
kai = 1;
p = 2;
while(1)
{
yy = -yy * yy2;
kai *= (p - 1)*p;
p += 2;
diff = yy / kai;
mycossave += diff;
if( fabs( diff ) < eps )
{
break;
}
}
return mycossave;
}
05/02(木)
皆さん今晩は。
禁断症状持続中のワヤです。
七瀬葵先生をご存知でしょうか?
超美麗なイラストを手がける絵描きさんです。
その方の日記(五月一日)を読んだらこんな事が。
うたわれるものを買いにいくも、
帰りには、はじめてのおいしゃさんを持っていた。
ほらね?(何がだよ)
あらためまして、学生さんにとっては明日からGWですね。
GW。
ガンダムウイングじゃありませんよ?
ワヤはここ最近ずっと就職に向けて、付け焼刃の悪あがきで、
C言語(人にはVC++だろって言われてます)を勉強してます。
多分・・・・いや、確実にこの四連休もCの勉強で潰れるでしょう。
でも、辛いと思った事は無いです。
眠くて、頭に入らなくて、悔しくて、泣いたりした事はありますが。
理解が遅い頭なので、えっちらおっちらやり続けて、
昨晩までで、なんとかオブジェクト指向やら、クラスやらが理解できました。
こういうこと書くと、
「クラスがわかんなきゃオブジェクトは分からんだろが!」
って人に言われそうですね。
就職は、人生の転機です。誰がなんと言っても。
今、この時期に思い、悩み、苦しんだ事は決して無駄ではなく、
ただ漠然と生きているだけであっても、
それは必ず自分のかけがえの無い経験という宝になるはずです。
それを信じて、頑張っています。
心の限りに。
そんなことは、きっと皆さんには、当たり前だろって思われてると思います。
人生の転機だろうと、崖っぷちだろうと、生きるって事は、学ぶって事だと思います。
今日、卒研の最中に買出しに行くがってら、
透き通った青い空を見上げて、そんなことを考えていました。
そう思ったときに、自分のかけがえのないもの、
忘れたくても忘れられない希望があるかぎり、
それを目指すことが人間としての生き方なんだって感じました。
散歩中にそんなことを考える事を、私はよくします。
たまに、そんな当たり前のこともわからなかった自分が情けなくて、
道の途中で泣いた事もあります。
たしか、中学のときです。
今日も泣いて、ちょっと立ち止まったりしてました。
さて、今日のO研日記。
「UNIXパソコンを作れ。今すぐ。」
というわけで、またパソコン作り。
「先生、パーツはどこに?」
「その辺のを使え。」
といって、ジャンクの山と呼ぶにふさわしいパソコンパーツ群を指差します。
「はぁ。」
で、組み始めました。
まずはケース。次にマザーボード。次に・・・・・
と、山からパーツを探して組んでいきます。
「先生、メモリは・・・」
「ん。」
がらっ!
といって、引き出しから銀袋を投げてよこしました。
中を見ると、128メガのメモリがどっさり。
「先生、HDDは・・・」
「ん。これ使え。確か15Gで多分動くだろう思う。」
すげぇや。この研究室なんでもあるよ。
で、一通り組みあがり、
「先生、デバイス類は?」
「あぁ、この研究室な、パーツはあっても、
キーボードやらマウスやらディスプレイやらは無いからよろしく。」
えぇ、知ってます。
つう訳で、別のPCから拝借して起動。
「あれ?先生ぇ、HDDを認識しないっすよ。どうしますか?」
「うーん・・・・・・・・・・よし。分かった。
たたけ!」
「はい、分かりました。たたきま・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
「た、叩くんですか?」
「基本だろうが。」
ばん!ばん!ばん!
がりがりがりがり・・・・・きゅいぃぃぃぃぃんん・・・・・・・・
うわぁ、動いたよ、こいつ。
気を取り直してftpにアクセスし、UNIXのインストールを開始。
結果は、失敗。
教官じきじきに手を下すも、失敗。
それからどうしたかと言えば・・・・・・・・・・
「頭きた!!お前ら来い!!」
「え?せ、先生、どこ行くんすか?」
「いいもん見せてやる。ふふん。」
といって、研究室からいったん外に出まして、
え?ここ行くの?って感じで突き進み、
草を掻き分け、到着。
ギャーギャーギャー・・・・・・・
カラスが一匹。
「せ、先生?ここなんすか?」
「この学校のネットの管理施設。」
「マジですか?」
「いやいやいや、お前らは運が良い。
今日は特別にな、中を見せてやろう。」
ガチャン!
鍵を開け、先生は中に消えました。
それに続き、私らも中へ。
ウィィィィィィィィィ・・・・・・・・・・
な、何ぃ・・・こいつはぁぁぁぁぁ!!
えぇとですね?
中がどんなだったかを説明したいんですが、
すごすぎて、よく分からなかった上に、よく覚えてないんです。
ごめんなさい。マジで。
ただこれだけはいえる。
「先生、今の話は本当ですか?」
「あぁ。全部、自分でやった。」
明日の日記予告。
ワヤたち、O研究生が招かれた立ち入り禁止区域。
そこで知った、とんでもない事実とは?
そして、我が校のネット高速&拡張の裏に隠された秘密とは?
製作者、O教官が語ったネット構築秘話!!
明日のBLAUE2「プロジェクトX挑戦者たち」風は、
ある教官の壮絶なネット環境構築物語、
「だぁ、かせ!俺がやる!!」をお送りします。
お楽しみに。
05/03(金)
エェェックス!
長野県某所。
ここに、全国でも類を見ない個人製作によるサーバーがある。
構築費、3500万。
内、材料費、3500万。
他の経費は一切掛かっていない。
設計、施工、システム管理、そのすべてをたった一人でこなした男がいる。
O教官、彼である。
だが、彼はこのサーバーを作るほんの一年前まで、ネットワークの事はまったく知らなかった。
だが彼は、ネット管理責任者に任じられ否応にも責務を果たす事となった。
漢として、また、一技術者として避けられない戦いだった。
かぜのなかのすーばるー♪
すなのなかのぎーんがー♪
ある教官の壮絶なネット環境構築物語、
「だぁ、かせ!俺がやる!!」
飽きました、もうやめます。
つうか、もう疲れた。
じゃぁ、昨日の続きを。
冒頭でも語りましたが、教官はホントに少し前までネットにはあまり詳しくなかったそうです。
で、去年、ネット管理責任者になったのがきっかけで、勉強をはじめられたとか。
「おかげで、自分の研究がほとんど出来なかった。」との談。
それでも少しはやってたあたりが恐ろしい。
で、高速化するネット時代に呼応するかのように我が校でも
サーバーやらの強化を図る事になった。
それ自体は2年前の話。
教官は勉強の傍ら、学校の地下に張り巡らされたケーブルの流れを見る必要性を感じ、
自ら地下へ侵入。
去年の下水工事の時がいい機会だからと入ったそうですが、季節は夏真っ盛り!
「サウナだったぜ。」
いつもの作業着を脱いで、学校の地下を行ったり来たり。
「まさか、あんなところまで続いてるとは思わなかったな。」
内輪ネタで恐縮だが、寮一号館から、第二体育館、体育のT教官室まで、
学校地下、ネット迷宮・灼熱の旅。
次にはじめたのが、どうすればコンパクトかつ扱いやすいか。
このコンセプトにのっとり、O教官の探究心が爆発。
「全回線を光ケーブルにしてやる!」
で、メートルうん万のケーブルを大購入。
さらに、せっかくだから一極集中のタワー型サーバーに、
って事で、メーカーから一台うん千万のシステムコントロールのための機械を購入。
聞いた話では、この機械が我が校のすべてのネットを処理しているそうです。
あぁ、いっときますが、
これを書いてるワヤ本人にはネットの事なんかさっぱりですんで、
勘と、インスピレーションで書いてます。あしからず。
そのあと、そろった機材を組み始めます。
業者?
「あんな連中に任せといたら、ろくなもん作らねえから自分でやった。
それが一番安心できるし、責任が自分に来るから対応しやすい。」との談。
作業開始は去年の夏休み初頭。
それまで物置、倉庫として、まったく使われていなかった野外施設を使う事にし、
中の部材はすべて処分。もしくは、O教官室に転がってます。
そして、施設の中を掃除し・・・・・・・・・・
こっからが凄いです。驚愕です。
掃除し、内装を自分で実行。
つまり、コンクリ剥き出しだったのを自分で補修、塗装。
昨日お話した施設ってのはここの事です。
中に入ったものから言わせてもらえれば、
O教官は間違いなく下手なリフォーム業者より優秀です。
新築のテクノセンターの中みたいでした。
このとき既に教官の頭の中には今回のネット環境新構築の完成概念図があったそうです。
「開発ってのは常に頭に完成予想図を描いておく事だ。
でないと、完成もしねぇし、失敗しても成功につなげられない。」との談。
リフォーム終了後、その設計どおり・・・・・・・・・・・・
これがまた凄い。
とりあえず、ここで業者を呼びます。
「人手が足らんからな。」
で、業者に自分の設計を説明し、業者からの派遣員、3人を指揮します。
そう、現場監督の資格を持ってるのか怪しいのに、
現場監督をやっちゃいました。
さらには、
「これ借りますね。」と言って、
ドリルを持ち出し、自分で修繕した壁に大穴を開けます。
後期の授業中に聞こえてきた破壊音、
ズガガガガガガ・・・・ベキベキベキベキベキベキベキィ・・・・・
の正体はこれだそうです。
そして、虎の子の光ケーブルを穴に通し、地下のパイプラインに張り巡らせます。
かくして、学校中から引かれた新ケーブルは、
教官の手により蘇った施設へと集中しました。
いよいよ、今回の目玉製品、新サーバーの搬入です。
ちなみに昨日私が見たら、その機材が五機ありました。
「昔のサーバーは隣においてある。ちなみにまだ使ってる。」との事。
さて、いよいよ施設内でのシステム構築です。
が、ここでアクシデント。
「本当はもっと奥に配置したかったんだけどねぇ。」
施設の天井に空気清浄機を配置すると、どうしても設計通りには難しい。
そう、この施設内は稼動すればクリーンルーム扱いです。
空気清浄機が必須。
もっと言えば、サーバーも言ってみればパソコン。
当然熱が発生。しかも今回は全部で五機。
夏ともなれば幾らなんでも「飛び」ます。
なので、クーラーも設置しなければいけません。
そのため、天井をぶっといパイプが走る事になり、
同じく天井から引いてくるケーブルをまわせなくなるのです。
で、急遽配置換え。
ドリルで、天井部付近に穴を開け、
「これ要らないなら貰うぞ。」
と、業者がすてたクーラーのパイプ凍結保護の「部材」を再利用。
それを穴に通し、その中にケーブルを配線。
さらには、「技術者は仕事にプロ意識をもて。」といって、
部材にも壁と同じ色の塗装を施します。
そして空気漏れ防止にと、壁との隙間を建設用の粘土で「埋め」ます。
そこまでするかぁ?
その後、ケーブルは天井を走りますから吊り下げ型のケーブルラックが必要。
業者に発注。
業者:「取り付けの方もお任せください。」
教官:「結構です。」
といって、自分で天井にボルトを打ち込みラックを走らせます。
しかし、アクシデント発生。
配置換えの影響で、どうしてもケーブルを配線できなくなりました。
「高速道路の要領で行くか。」
との一言で、業者の見ている前でラックの使い方に記載されていない方法。
つまり、一層での配線をあきらめ二層にし、流曲型のラックを使い、
高速道路のインターチェンジのようにして配線。
業者の話では、「こういうのはちょっと見ない。」らしいです。
結果は大成功で、見栄えも一層より二層のほうが、
「格好良いだろ?」ですね。
こんな話があるそうです。
我が校に講演に来ていたN高専の教官が、構築途中のこの施設を見て一言。
「日本中探してもここまでしっかりしたシステムはそうは無いだろう。」
さらに教官の仕事は進みます。
先にもお話しましたが、この施設は一度稼動すればもう止める事は無くなり、
また、止まってはなりません。
そこでネックになるのが熱です。
効率よく冷却するため施設内を密閉に近い状態にする事が必要です。
地下からのケーブルの為の穴なども空気漏れにつながりますので、
すべて粘土で「埋め」ます。
今回のタワー型サーバーも教官の設計で効率的な冷却を行っています。
「ようはさ、煙突よ。」
つまり、サーバーが納められているBOX(高さ2m)を吹き抜けにするのです。
まずBOXの余計な穴をすべて粘土で塞ぎ、密封。
BOXの頭に強力ファンを四機搭載。
下に板を張らず、少し浮かし、
空気の流れを下から上への一方通行にする事で急速な冷却を実現。
さらに、サーバー本体にはサポートとして側面からの12機ファンを搭載。
さらにさらに、サーバー自体も冷却を極限まで考えられた、
一つ2,3万円のケースを使用。
ケース自体が空気の流れを作る優れもので、コンパクトさも考えられていて、
CPU自体にはファンが無く、放熱板のみという大胆設計。
中身を見せてもらいましたが、恐ろしいほどの薄さと、シンプルさ。
今度は地震対策にと、BOXを固定する為に固定用の土台を自作。
「だって、キャスターしか付いてないんだぜ?こいつ。」
鉄板を溶接し、二週間かけてがちがちになるまで青く塗装。
これを五機分全部。
それをつけることで、地震対策と吸気の両方をカバー。
これで安心。
次はBOX内の構築。
こっからもう訳がわからなくなりました。
サーバーやら、APC(確かそんな名前)やらを光ケーブルで接続。
ワヤ:「へぇ、光ケーブルって、こんなに折り曲げて良いんですね。」
教官:「ま、まあな。」
その他にも、施設内の分電盤やら、サーバー用の特別電源(300Vとかなんとかいってましたが覚えてない)やらもすべて教官が製作。
そして季節はめぐり、ことし2月下旬。
とうとう我が校の新ネットワークシステムは完成しました。
そして、きたる運命の日。春休み前日。
3月7日。
旧システムから新システムへの移行が行われました。
部分的に切り替え、一本一本を検査。
ここでランプが点灯しなければ、ネットの再開は大きく遅れる事になるでしょう。
緊張の一瞬。
ピカッ!
光った!サーバーのLEDは淡い緑の光をともしました。
朝6時に作業は始まり、終わったのは夜6時。
つまり、一つの学校のすべてのネットシステム入れ替えを
教官は12時間あまりで終了させたのです。
「結構早かったろ?」との談。
かくして、苦節一年強のシステム入れ替えは完了しました。
今年からネットが早くなったと感じている人は多い事でしょう。
だがその影にとんでもない手間と、労力が掛かっている事を知る人は少ないと思います。
そして、あなたは信じられるだろうか。
今まで語った事のほとんどの作業を、
たった一人でやって見せた男が、
少し前までネットワークをよく知らなかったという事を。
「今回はすっげー疲れたよ。未だに疲れが取れねぇし。
あぁ、でも楽しかったな。勉強にもなったし。
いいぞぉ、べらぼうに高い光ケーブルを、
『だぁ、邪魔だこれ!』って、バチンバチン斬るのは。
快感だな、うんうん。」
しかもである。
今回の施工費は、まったく掛かっていないのだ。
業者に頼むと1000万くらいするこの作業。
結局掛かったのは材料費くらいなもの。
だが材料費といっても3500万である。
それだけの高価な機材をたった一人の教官に一任するこの学校も凄い。
いや、それだけ教官が信頼されているという事だろう。
「特別ボーナス?
いや、貰ってない。
いいよ、勉強になったからそれで。」
このシステムが完成した後、再び訪れたN高専の教官は、
そのあまりの出来に、冗談抜きで絶句したそうだ。
現場から教官へとなった、いわゆる叩き上げのこの教官。
これだけの実力を持つにもかかわらず、まだ40前後。
おまけに気さくで、ハードボイルド。
タバコが似合うナイスガイ。
最後に教官はこういった。
「ネットワークって簡単だなぁ。俺でも出来たぜ。」
戻ります。
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